【米粉パンの作り方】グルテンフリーでこねずにアレンジ3種
投稿日:2026/06/12
更新日:2026/06/12
「米粉パンって、なんだか難しそう」
「グルテンフリーは気になるけれど、家で作るのはハードルが高い」
そんなふうに感じている方は多いのではないでしょうか。
amazineを運営するameplaでは先日、社員とその家族に向けて米粉パンのワークショップを開きました。
教わったのは、材料を混ぜて焼くだけ、早ければ1時間ほどで完成するレシピです。
講師は、パン作り歴13年の鈴木あつこさん。ワークショップには社員の子どもたちも参加し、自分の手で生地を丸めてパンを焼き上げました。
この記事では、基本のプレーンパンと3つのアレンジ、さらに米粉と小麦粉の違いがわかる実験やクイズまで、まるごと紹介します。
目次

米粉と小麦粉は、何が違うのでしょうか。
鈴木さん:同じ量の粉に、同じ量の水を入れて混ぜてみると、よくわかりますよ。
米粉10gと小麦粉10gに、それぞれ水を10gずつ。

鈴木さん:混ぜると、米粉はサラサラ、小麦粉はドロっと固まります。

本当ですね。小麦粉のほうは、ねばりが出てまとまってきました。
鈴木さん:この「ねばり」の正体がグルテンです。
小麦のタンパク質が水と結びついてできる網目状の組織で、パンのもちもちした弾力のもとになります。
米粉には、このグルテンが含まれていません。これが、いわゆるグルテンフリーなんです。
グルテンがないと、パン作りは難しくなりませんか?
鈴木さん:作り方は少し変わりますが、コツをつかめば大丈夫。
むしろ、ほとんどこねずに混ぜて焼くだけで作れるので、思っているより手軽ですよ。
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まずは何も入れないプレーンから。このベースさえ作れれば、アレンジは自由自在です。
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▼材料
・米粉(パン用)150g
・ドライイースト 3g
・砂糖 10g
・塩 3g
・サイリウム 5g
・ぬるま湯 75g
・豆乳 75g
・油 10g
サイリウムとは、オオバコの種皮を粉にした食物繊維のこと。
グルテンのない米粉の生地をまとめ、膨らみを助ける役割を果たします。
パン用米粉とサイリウムは、製菓材料店やネット通販で入手できますよ。
▼作り方
1.ボウルに米粉、ドライイースト、砂糖、塩、サイリウムを入れ、1分ほど混ぜる。

2.ぬるま湯と豆乳、油を加え、およそ4分ほど、表面がツルッとなめらかになるまでよく混ぜる。

3.生地を大きく2個に分ける。

4.手に油をつけ、分けた生地を更に3個ずつに分けてコロコロと丸める。
クッキングシートを敷いた天板に、間隔をあけて並べる。

5.ラップをかけ、ふっくらするまで発酵させる。(目安は40度で15分)
発酵を待つ間に、オーブンを予熱しておく。
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6.予熱が終わったら、生地の表面に刷毛で油をうすく塗る。

7.220度で12分焼いたら完成。

【ポイント】
・工程2でしっかり混ぜることが、ふっくら膨らませる最大のコツ。
・丸めるときは、表面がツルッとなめらかになるほど、大きくきれいに膨らみます。
・油の味が出てしまうので、塗るときはうっすらで十分です。

基本の生地ができれば、具材を混ぜ込むか、焼く前にトッピングするだけでアレンジできます。
ここでは、3種類を紹介します。

鈴木さん:工程3で大きく分けた生地に、ゴマ10gを混ぜ込みます。
香ばしさが加わり、食事のおともにもよく合います。

鈴木さん:工程3で大きく分けた生地にレーズンを適量混ぜ込みます。
お好みで砂糖を少々振るのもよいでしょう。
焼く前にハサミで切り込みを入れると、見た目もかわいく仕上がります。

鈴木さん:焼く前にハサミで十字やシュウマイのような切り込みを入れ、バターと砂糖をのせて焼きます。
甘い香りと、とろけるバターのコクが楽しめます。
チーズをのせて、甘じょっぱい味にするのもおいしいですよ。
作り方はシンプルですが、いくつか押さえておきたいポイントがあります。

鈴木さん:実は、米粉ならどれでもいい、というわけではないんです。
スーパーで売っているものは和菓子用が多くて、それで作るとお餅のようになってしまいます。
パン用に製粉された米粉を選んでもらえると、ちゃんと膨らみますよ。

鈴木さん:暖かい場所なら、どこでも大丈夫。
夏は、クーラーを入れていない部屋に置いておくだけで十分です。
30度くらいあれば、それだけで発酵器のような状態になるので、専用の道具をそろえなくてもおうちで作れます。
オーブンの発酵機能を使うのであれば、40度で約15分が目安です。

鈴木さん:膨らまないときに多いのは、混ぜ不足です。
生地を混ぜる工程は少し大変ですが、丸めたときに表面がツルッとなめらかになるまで混ぜてください。
ほかにも、お菓子用や和菓子用の米粉を使っていないかなどを見直してみてください。
シワが残っていると、膨らみにくくなります。

鈴木さん:かたくなるのは、発酵のさせすぎか、焼いたあとに時間を置きすぎたサインです。
発酵は目安の時間を守って、焼きたてのうちに食べるのがいちばんおいしいですよ。
もし翌日かたくなっても、電子レンジで10秒から20秒ほど温めれば、ふんわり感が戻ります。
最後に、ワークショップでも行った米粉と小麦粉にまつわるクイズです。
答えは米粉か小麦粉のどちらか2択です。
A. 米粉
水分を多く含んでいてモチモチしており、自然と噛む回数が増えて満足感が得られやすいので、腹持ちがよいと言われています。
A. 小麦粉
グルテンの伸展性が、あの軽い食感を生みます。米粉は「ふわもち」とした食感が魅力です。
A. 米粉
グルテンを含まないため、胃もたれしにくいと感じる人もいるようです。(感じ方には個人差があります)
A. 米粉
水に溶けやすくサラサラなので、ボウルやお皿を洗いやすいのが特徴です。
A. 小麦粉
どこでも手ごろな価格で買えるのが、小麦粉の大きな強みです。
鈴木さん:どちらが良い悪い、ということではないんです。
小麦には、グルテンならではのふわふわ・もちもちの食感や、手に入りやすさ、価格の手ごろさがあります。
米粉には米粉の良さがある。
元気なときは小麦のパン、軽めにしたいときは米粉のパン、など気分で選んでもらえたらと思います。
グルテンフリーの米粉パンは、材料を混ぜて、丸めて、焼くだけ。
早ければ1時間ほどで、焼きたてのパンが楽しめます。
うまく作るポイントは、パン用の米粉を選ぶことと、生地をしっかり混ぜること。
この2つを押さえれば、ぐっと失敗しにくくなります。
基本のプレーンさえ作れれば、ゴマやレーズン、バターシュガーへのアレンジは思いのまま。
小麦パンとはひと味違う、ふわもちの食感を、ぜひおうちで味わってみませんか。

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