平日の晩ごはんを20分で!管理栄養士監修の【爆速】ダイエット献立

平日、仕事から帰った後でも“きちんとごはん”が食べたい!
でも、疲れているからできるだけ早く作りたい…ついでに痩せたい…。
そんな欲張りさんのために、平日5日間分の帰宅後20分で作れる管理栄養士監修ダイエットレシピをご紹介。
時間がなくてもパッと3品作れる、身も心も大満足間違いなしのヘルシー献立です。
平日5日間の買い物リスト付き。
目次
帰宅後20分で出来る!平日5日間のダイエット献立
レシピ監修

管理栄養士 三浦 妙子 さん
忙しくても、ちゃんと食べたい。簡単×栄養の“労わりご自愛レシピ”を発信中。
https://www.instagram.com/taefood.n/
【月曜日】食物繊維で腸内環境◎長芋の肉巻き

【主菜】長芋の肉巻き
材料
・豚かたロース薄切り(しゃぶしゃぶ用) 100g
・塩 ひとつまみ
・胡椒 少々
・長芋 100g
・大葉 10枚
・サラダ油 小さじ1
・ブラックペッパー 少々
・レモン 1/6個(市販のレモン汁でもOK)
・フリルレタス 3枚
※材料は2人分です。
作り方
1.長芋を4cm長さの拍子切りにする。
2.豚肉に塩・胡椒を両面に振り、大葉を乗せて巻く。

3.フライパンにサラダ油を中火で熱し、肉の巻き終わりを下にして焼く。
4.焼き色がついたら、弱火にして全面を焼きブラックペッパーをかけ絡める。
5.お好みでレモンを絞る(市販のレモン汁でもOK)。
長芋は水溶性食物繊維を豊富に含んでいるので、便通を改善する効果があります。腸内環境が整うと代謝アップも期待できますよ。
【副菜】ほうれん草の納豆あえ
材料
・ほうれん草 1/2束
・納豆 1パック
・鰹節 2g
・醤油 小さじ1/2
※材料は2人分です。
作り方
1.ほうれん草を茹で冷水にあげ、水気を切り4センチ幅に切る。
2.納豆に付属のタレ・醤油・鰹節を入れて混ぜ、ほうれん草を加えて和える

ほうれん草のビタミンCとナットウキナーゼのダブル抗酸化パワーで風邪予防・疲労回復効果が期待できます。
【汁物】豆腐の味噌汁
材料
・豆腐 100g
・乾燥わかめ 3g
・味噌 大さじ2/3
・和風だしの素 小さじ1/2
・水 300ml
※材料は2人分です。
作り方
1.鍋に水、和風だしの素をいれ火にかける。
2.沸いたら、わかめ・豆腐を加えて味噌をとく。
【火曜日】ダイエット中もOKな中華料理!鶏塩麻婆豆腐

【主菜】鶏塩麻婆豆腐
材料
・絹ごし豆腐 1丁(350g)
・鶏むねひき肉 150g
・長ネギの白い部分 1本分
・ニンニク 1片
・生姜 1片分
・ごま油 小さじ1
・A
|酒 50ml
|水 50ml
|鶏ガラスープの素 小さじ1
|塩 小さじ1/2
・豆板醤 小さじ1
・B
|片栗粉 小さじ1
|水 小さじ2
※材料は2人分です。
作り方
1.長ネギ・にんにく・生姜をみじん切りにする(にんにくと生姜は市販のチューブ式のものでもOK)。
2.フライパンにごま油を入れ弱火で火にかけ、香りが立ったらひき肉・Aを入れ、蓋をして3分蒸す。

3.ひき肉を軽くほぐし、豆腐を入れヘラで大きめに崩し、馴染ませる。
4.豆板醤を加え、Bの水溶き片栗粉を加え2分ほど煮立たせる。
脂質の少ない鶏むね肉でも、にんにくや生姜、豆板醤で旨味がアップして満足感のあるメニューになりますよ。
【副菜】小松菜とちくわの海苔ナムル
材料
・小松菜 1/2束
・竹輪 2本
・海苔 全形1枚
・つゆの素(3倍濃縮) 小さじ1
・ごま油 小さじ1
作り方
1.小松菜を4cmに切り、耐熱容器に入れラップをして600wのレンジで2分加熱する。冷水にとって冷ます。
2.竹輪を縦半分にして斜め薄切りにする。
3.水気を絞った小松菜に竹輪、調味料、海苔を細かくちぎりながら入れ和える。

小松菜のカルシウム含有量はほうれん草の3倍!鉄分やビタミンCも多く含むので、貧血予防や冷え性対策におすすめの食材です。
【汁物】干しエビの卵スープ
材料
・卵 1個
・ねぎ 5cm
・干しエビ 小さじ1
・鶏がらスープの素 小さじ1
・醤油 小さじ1/2
・水 300ml
作り方
1.鍋に水、干しエビ、鶏ガラスープの素、入れて火にかける。ネギは小口切りする。
2.沸騰したら溶いた卵を回し入れる。
3.醤油で味を整えて、ネギを入れて一煮立ちさせる。
干しエビは高たんぱく低脂質。加えるだけで奥深い味を出してくれるので、マンネリしがちなダイエット食におすすめです。
【水曜日】美容に嬉しい成分てんこもり!鮭の包み蒸し

【主菜】鮭の包み蒸し
材料
・鮭(切り身) 2切れ
・ぶなしめじ 1/2袋
・玉ねぎ 1/2個
・つゆの素 大さじ2
・バター 20g
作り方
1.鮭の水分をキッチンペーパーで拭き取る。ぶなしめじは手でほぐし、玉ねぎは薄切りにする。
2.クッキングシートの上に、玉ねぎ→きのこ→鮭→バターの順にのせる。

3.つゆの素を真ん中にかけ、キャンディーのように両サイドを捻る。

4.耐熱皿にのせ、600wの電子レンジに6分かける(500wの場合は7分10秒)。
鮭は脂肪燃焼を助け、アンチエイジングに効果的なアスタキサンチンやビタミンが豊富。油と一緒に調理することで効率よく吸収できます。
【副菜】やみつきキャベツ
材料
・キャベツ 1/6玉
・塩昆布 大さじ1
・ごま油 小さじ2
作り方
1.キャベツを食べやすい大きさにざく切りにする。
2.ポリ袋にキャベツと塩昆布、ごま油を入れて混ぜる。

胃の粘膜の修復を助けるキャベジンは、胃腸が弱い方や食べすぎた後のケアにぴったりです。
【汁物】長芋の卵スープ
材料
・長芋 100g
・たまご 1個
・白だし 大さじ1
・水 300ml
・塩胡椒 少々
作り方
1.長芋の皮を剥き、袋に入れ麺棒などで食感が残るように粗く潰す。
2.鍋に水、白だしを入れ煮立たせ、1を入れる。
3.再度煮たったら、溶き卵を回し入れふんわりと浮いてきたら塩胡椒で味を整える。
【木曜日】低カロリー高たんぱく!甘じょっぱいタレの鶏つくね

【主菜】鶏ひき肉つくね
材料
・鶏むねひき肉 150g
・玉ねぎ 1/4個
・A
|片栗粉 小さじ2
|酒 小さじ1
|みりん 小さじ1
|醤油 小さじ1/2
・サラダ油 小さじ1
・B
|砂糖 大さじ1
|醤油 小さじ2
|酒 小さじ2
|酢 小さじ1
作り方
1.玉ねぎをみじん切りにする。
2.袋に鶏ひき肉、玉ねぎ、Aを入れ粘りが出るまで混ぜる。

3.フライパンに油をひき、1を一口大に成形し焼く。

4.焼き色がついたらひっくり返し、水大さじ1(分量外)を加えて蓋をして2分ほど蒸し焼きにする。
を加えて蓋をして2分ほど蒸し焼きにする。.jpg)
5.Bを加えてとろみがつくまで絡ませる。
低カロリーで高たんぱくな鶏むね肉は、筋肉量を増やすために積極的に摂りたい食材。筋肉が増えると基礎代謝がアップして、脂肪を燃焼しやすい身体に!
【副菜】にんじんのサラダ
材料
・にんじん 3/4本
・A
|顆粒コンソメ 小さじ1/3
|酢 小さじ1.5
|塩 ひとつまみ
|オリーブオイル 小さじ1/2
・ブラックペッパー 少々
作り方
1.にんじんを千切りにする。
2.耐熱容器にAとにんじんを入れて軽く混ぜ、ラップをかけて600wの電子レンジに2分かける。(500wの場合は2分30秒)。
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2.粗熱を取り、仕上げにブラックペッパーをかける。
にんじんに多く含まれるβ-カロテンは、免疫機能のサポートだけでなく抗酸化作用もあるので、お肌のハリやくすみが気になる方におすすめです。
【汁物】ほうれん草と落とし卵の味噌汁
材料
・ほうれん草 1/2束
・卵 2個
・味噌 大さじ2/3
・和風だしの素 小さじ1/2
・水 300ml
作り方
1.ほうれん草を3cm幅に切る。
2.鍋に水、和風だしの素を入れて火にかける。
3.沸々してきたらほうれん草を入れ、味噌をとく。
4.弱火にして卵を落とし、蓋をして3分ほど煮る。
【金曜日】疲労回復に!ビタミンたっぷり豚肉の塩レモン炒め

【主菜】豚肉と小松菜の塩レモン炒め
材料
・豚ロース薄切り(生姜焼き用) 120g
・小松菜 1/2束
・玉ねぎ 1/4個
・ごま油 小さじ1
・A
|酒 小さじ1
|塩 ひとつまみ
・B
|酒 大さじ1
|レモン汁 小さじ2
|塩 小さじ1/2
|ブラックペッパー 少々
作り方
1.豚肉を3cm幅に切り、Aを揉み込み5分ほどおく。(フライパンの上でキッチンバサミで切ると洗いものが少なくてラク)

2.小松菜は4cm幅に、玉ねぎは薄切りにする。
3.フライパンにごま油を入れ中火で熱し、豚肉に焼き色がつくまで炒める。
4.小松菜、玉ねぎを加え小松菜の色が鮮やかになるまで炒め、Bを加えてさっと炒める。

豚肉のビタミンB1と小松菜&レモンのビタミンCで疲労回復効果が!ビタミンB1はビタミンCと一緒に摂ることで吸収が高まります。さらに、レモンの酸味を加えることで、塩味を抑えても味が締まります。
【副菜】塩昆布じゃがバター
材料
・じゃがいも 2個
・バター 10g
・塩昆布 大さじ1
作り方
1.じゃがいもの皮を剥き、小さめの一口に切る。耐熱容器に入れてラップをし、600wの電子レンジに3分かける(500wの場合は3分40秒)。
2.熱いうちにバター、塩昆布を加えて和える。

じゃがいもに多く含まれるカリウムは、むくみの解消に役立ちます。電子レンジ調理をすることで栄養を逃すことなく摂取できますよ。
【汁物】豆腐の味噌汁
材料
・豆腐 100g
・長ねぎの青い部分 1本分
・味噌 大さじ2/3
・和風だしの素 小さじ1/2
・水 300ml
作り方
1.長ねぎを斜め切りにする。
2.鍋に水、和風だしの素をいれ火にかける。
3.沸いたら豆腐を加えて味噌をとく。
5日分の買い物リスト

※2人分の材料です。
✅鮭切り身 2切れ
✅豚肩ロース(しゃぶしゃぶ用) 100g
✅豚ロース薄切り(生姜焼き用) 120g
✅鶏むねひき肉 300g
✅ちくわ 2本
✅卵 4個
✅豆腐 100g×3
✅絹ごし豆腐 1丁
✅納豆 1パック
✅干しエビ 1袋
✅焼きのり
✅塩昆布
✅小松菜 1束
✅ほうれん草 1束
✅長ネギ 1本
✅にんじん 1本
✅ぶなしめじ 1袋(100g)
✅長芋 200g
✅大葉 10枚
✅キャベツ 1/4玉
✅玉ねぎ 1個
✅ジャガイモ 2個
✅フリルレタス 1袋
✅レモン 1個(市販のレモン汁でもOK)
✅生姜チューブ 1本
✅にんにくチューブ 1本
ダイエットにおける食事のポイント
極端なカロリー制限や栄養の偏ったダイエットは、一時的に成果は出ても、リバウンドや健康を損なう可能性が高まります。
6大栄養素と呼ばれる【たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラル・食物繊維】をバランスよく摂取しつつ、「痩せるための栄養素」を欠かさないことが大切です。
急激なカロリー制限をして代謝を落とさない

そもそも、“痩せる”とはどういうことかというと、摂取カロリーを消費カロリーが上回ることで、身体がエネルギー不足になり、貯蓄している体脂肪でエネルギーをまかなうことで体脂肪が減り、痩せます。
しかし、同時に身体は筋肉も分解してしまいます。
筋肉が減ることで基礎代謝が低下し、さらに飢餓状態が続くことで、脳が危険信号を発して必要以上にエネルギーを消費しないよう指令を出し、身体が省エネモードになります。
つまり、極端に栄養素やカロリーを減らすダイエットは、代謝の落ちた太りやすい身体を作る作業なんです。
そこから通常の食事に戻すと、飢餓状態の身体にエネルギーがなだれ込み、あっという間にリバウンド。
同じ体重に戻ったとしても、ダイエット前よりも筋肉のない、ぶよぶよとした身体になってしまいます。
したがって、自分の必要なカロリーを把握し、しっかり食べて消費することが、リバウンドしないダイエットの基本なのです。

痩せるにはまず何から始めればいい?リバウンドしない本気ダイエット法はこれ!
栄養素のポイントをおさえて賢く代謝を上げる

栄養素の中には、糖質や脂質の代謝を助けるビタミンがあります。
同じカロリーを摂取したとしても、どんな栄養素をどのように摂取するかでダイエットの効率が変わってきます。
ダイエットに効果的な栄養素を把握して、痩せやすく太りにくい身体をつくりましょう。

【痩せる野菜8選】ダイエットに欠かせない野菜はコレだ!
“痩せる食べ方”で我慢せずカロリーコントロール
早食いNG!よく噛んで食事中もカロリー消費
忙しいときには食事をかき込んで10分で済ませてしまう、ということはありませんか?
早食いの方は、食べる量が多くなる傾向にあります。
なぜなら、満腹中枢が食欲を抑える指令を出すのは、食事開始から15~20分後と言われているから。

満腹を感じる前に早食いしてしまうことで、身体が欲する以上のエネルギーを摂取してしまう可能性が高いのです。
また、時間があるときにはマインドフル・イーティングにチャレンジしてみるのもおすすめ。

マインドフル・イーティングとは、食事に意識を集中して、ゆっくりと味わって食べること。
「ながら食べ」をやめて、五感で食事に集中する。
一口ごとにお箸を置いて、口の中の食材の舌触りや歯ごたえを感じて、しっかり味わう。
早食い防止になるだけでなく、食事に対する満足感を得やすくなるので、心も満たされやすくなるのです。
さらに、よく噛んで味わうことで食事誘発性熱産生が高くなります。

食事誘発性熱産生とは、食事後体内に吸収された栄養素が分解されるときに一緒に消費するエネルギーのこと。
よく噛まずに飲み込んだり、ゼリーなどの流動食を摂るよりもこの食事誘発性熱産生が高くなることがわかっています。
ベジファースト

血糖値の急上昇はダイエットの大敵。
野菜などの食物繊維を含む食材を先に食べ、炭水化物は食事の最後の方に食べましょう。
今回ご紹介したブロッコリー、モロヘイヤ、ほうれん草、キャベツ、ごぼう、きのこ・海藻類は特におすすめです。
なぜ血糖値が急上昇するのがいけないかというと、食べたもの以上に脂肪を溜め込みやすくなってしまうからです。
空腹の状態で糖質(ごはんや麺類など)をいきなり摂取すると、血糖値が急上昇し、膵臓からインスリンというホルモンが過剰に分泌されます。
インスリンは血中のブドウ糖をグリコーゲンに変換し、各組織(筋肉など)にエネルギーとして分配していくのですが、各組織の貯蔵上限を超えると、余ったグリコーゲンは体脂肪として蓄積されてしまうのです。

参考)
厚生労働省e-ヘルスネット『食事バランスガイド』
厚生労働省e-ヘルスネット『三大(五大・六大)栄養素』
日本ダイエット健康協会『ダイエット検定』
投稿者プロフィール

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趣味は飲食店めぐりと漫画・アニメ・ゲーム・Xパトロール。
家事をサボれる家電やライフハックに目がない。