火も包丁も使わない“夜の脂肪燃焼スープ”がスゴい|管理栄養士監修レシピ
更新日:2025/11/26
温活やデトックス効果もあり、人気の脂肪燃焼スープ。
でも、「夜、お腹が空く…」「同じ味だと飽きちゃう…」「みじん切りが大変で面倒くさい」などちょっとしたマイナスイメージも。
そんなイメージを払拭する、ヘルシーかつ満足感抜群の脂肪燃焼スープをご紹介します。
火も包丁も使わずに10分以内で調理できる、管理栄養士監修メニュー!
体や環境が大きく変化する40代以降にオススメしたい脂肪燃焼スープ、その理由も徹底解説します。
目次
今回は、スープレシピを多数考案している管理栄養士りのさんにご協力いただきました。

りのさん:唐辛子に含まれる辛味成分・カプサイシンが体の中から温めて巡りの良い体に!鶏ひき肉と卵でしっかりたんぱく質が摂れるので、ダイエットにも最適なレシピです。
・鶏ひき肉:30g
・もやし:20g
・にら:20g
・卵:1個
・糸こんにゃく:150g
●調味料
・お湯:150ml
・カットトマト缶(食塩不使用):50g
※食塩不使用トマトジュース(100ml)でも可
・牛だし:小さじ1
・醤油:大さじ1強
・韓国唐辛子(粗挽き):小さじ2
・おろしにんにく:1g
※チューブタイプでも可
1. 糸蒟蒻は、水でさっと洗い600wの電子レンジで2分加熱し、水気を切っておく。

2. 深めの耐熱皿に、調味料と鶏ひき肉、もやし、食べやすい長さにハサミでカットしたニラを入れる。

3. 600wで5分加熱する。
4. 1の糸蒟蒻を入れて、全体を混ぜる。
5. 真ん中に卵を落として、爪楊枝で穴を開ける。
6. 600wで2分加熱して完成。
ヘルシーな糸蒟蒻を使うことで、麺類を食べた気持ちになれます。夜、お腹がすいた時に一皿で完結できて罪悪感も感じにくいです。
ピリッと辛いスープに牛だしの旨味とトマトの酸味が最高にマッチ!
しっかりとした満足感に、食べながらじわっと汗をかきました。

りのさん:食物繊維が豊富なきのこ類は、腸内環境をスッキリお掃除してくれる役割があります。生姜入りのぽかぽかスープと一緒にとることで、体に溜まった老廃物を流してくれます。
・厚揚げ:50g
・えのき:20g
・椎茸:1枚
●調味料
・お湯:200ml
・鶏ガラスープの素(顆粒):小さじ1
・醤油:小さじ1
・おろし生姜:1g
※チューブタイプでも可
仕上げ
・カットねぎ:10g
・ブラックペッパー:適量
・ラー油:適量
1. 深めの耐熱皿に、調味料を入れて混ぜる。
2. 厚揚げは、手でちぎりながら入れる。
※厚揚げは、油ぬき不要のものを使用するか、使用前に、さっとお湯をかけてから使います。
3.きのこ類はハサミでカットして入れる。

4. 600wの電子レンジで、3分加熱する。
5. 仕上げに、ねぎ、ブラックペッパー、ラー油をかけて完成。
厚揚げは、たんぱく質が摂れるので腹持ちもよく満足度も高い食材です。
少しピリ辛な中華スープのような味わい(筆者はラー油をかけすぎました…)。
きのこの旨味たっぷりで体にも優しく、飲みやすい一杯でした。
40代は体の変化と同時に生活環境の変化が訪れるタイミング。
そう話すのは、フィジカルトレーナーの玉田鷹士さんです。

玉田さん:40代になってくると、生活環境の変化で体重の管理が難しくなってきます。
子育てがひと段落したり、仕事や家事の負担が変わることで「自分の時間」が生まれる一方、気を付けたいのが運動量です。
外に出て何か行ったり家事が減ったりすると、生活の中の運動量(消費エネルギー)が減るので、以前と同じように食べていても、体重がじわじわと増えていく…という現象が起きやすくなります。

玉田さん:特に女性は、女性ホルモンの分泌量が低下し、更年期の入り口に差し掛かることで、代謝が落ちやすくなります。
ホルモンバランスが崩れると、筋力低下や代謝の減少、脂肪が燃えにくくなる体質に変わっていきます。
ホルモンには、栄養の吸収や代謝をコントロールする働きもあるため、それが乱れると太りやすくなるのも当然なんです。
この時期には、筋肉量の減少 → 基礎代謝の低下 → 脂肪の蓄積という悪循環が起きやすくなります。
毎日3食、栄養価を完璧にコントロールした食事を作るのはプロでも中々難しいもの。
夜だけでも脂肪燃焼スープを飲んで、しっかりと栄養を取ることを習慣化することで健康や美容に繋がります。
玉田さんは、「寝る2時間前から1時間半前には食べ終わっていることが基本。理想は3時間前」と話します。

玉田さん:大前提として、夜は1番代謝が落ちているので、吸収したものが脂肪になりやすいです。
一方で、吸収率が高いので、良いものを摂取すると体に定着しやすいというメリットがあります。
例えばタンパク質やコラーゲンを摂取すると寝ている間に肌や髪などに良い影響を与えます。

玉田さん:代謝とは、「体に入ったものを燃やして外に出すこと」という意味です。
脂肪燃焼スープで内側からポカポカになると、毛穴が開き、発汗が促され、代謝が底上げされます。

玉田さん:寝ている間は深部体温が上下するのですが、私たちの体は、深部体温がゆるやかに下がりはじめたときに眠気スイッチが入るようにできています。
脂肪燃焼スープで寝る数時間前に深部体温を上げておくと、寝る時間には体の仕組みで深部体温が下がり、スムーズな入眠を導いてくれます。
その結果、睡眠の質が上がり、肌のターンオーバーや体の回復にもつながるんです。
スープで温まった体により脂肪燃焼効果をもたらすのが運動です。
運動といっても、寝る前のすき間時間にその場で足踏みをするなど、ちょっとした運動でOK。
ポイントは、血流の流れを良くしてさらに代謝を上げることです。
今回は、血流を促進する関節に注目したプチエクササイズを玉田さんに教えてもらいました。
自分の体に合ったレベルで取り組むと、脂肪燃焼・代謝アップにつながります。
関節を動かすと、周囲の筋肉が収縮・弛緩します。筋肉がポンプのように働き、血液やリンパ液を押し流すことができます。手首・足首・肩甲骨・股関節などをよく動かすことで、末端への血流も改善します。

1.足はこぶし1個分の幅、指先は正面に
2.お腹を少し引き締めた状態でかかとをゆっくり上げ下げ

ドスンと落とさず、ふんわり着地することがポイントです。20~30回程度繰り返してください。

1.足を肩幅に、つま先はやや外側
2.お尻を後ろに引くようにしゃがむ
膝が内側に入ったり、膝で下りたりするのはNGです。慣れないうちはイスを置いて深く座るイメージでトライしてみてください。目安は20回です。

1.レベル2のスクワットにローイング(肘を引く動き)を追加
2.肩甲骨をギュッと寄せ、手を前に押す動きを繰り返す
肩甲骨周りには「褐色脂肪細胞」という脂肪燃焼に関わる細胞があり、ここを刺激するともっと代謝が上がってきます。15~20回ほど繰り返してください。

「第二の心臓」と呼ばれるふくらはぎのストレッチもオススメです。
テニスボールやローラーなどの上にふくらはぎを置くだけでOK。
テレビを見ながら筋肉を圧迫するだけで、代謝アップの効果があります。
痛みがなければ膝を曲げ伸ばしして、より広範囲の筋肉をほぐしていきましょう。

・脂肪燃焼スープは代謝が落ちる40代にぴったり!
栄養がしっかり摂れるうえ、体を内側から温めて代謝UP。
・レンジで完結!お手軽レシピ ヘルシーなのに満足感◎
みじん切りも不要、糸蒟蒻や厚揚げなどで“食べた感”がしっかり。
・寝る数時間前に飲むことで睡眠の質が向上
深部体温を上げることで、寝る時間には深部体温が下がり、スムーズな入眠へと導く。
・血流改善エクササイズと組み合わせれば効果倍増!
足首・股関節・肩甲骨を寝る前に軽く動かすだけで代謝スイッチON。
まずは今日の夜から1杯、始めてみませんか?

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