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子どもの運動習慣は楽しいで作る

スマホ10分を運動10分に。大学教授に聞く「子どもが自ら運動したくなる」育て方

更新日:2026/02/19

「うちの子、家でゲームばかりで全然運動しない・・・」
「どんなスポーツをさせたらいいか分からない」

子育て中のパパ・ママ、そしてお孫さんの成長を楽しみにしているおじいちゃん・おばあちゃんなら、一度はこんな悩みを抱いたことがあるのではないでしょうか?

今回は、子どもの発育発達学のスペシャリストである中京大学スポーツ科学部の中野貴博教授に、現代のこどもたちを取り巻く「運動事情」と、今日から家庭でできる解決策について伺いました。

中野貴博
監修
中野貴博さん
中京大学 スポーツ科学部 スポーツ健康科学科 教授/中京大学 大学院 スポーツ科学研究科 身体教育学系
子どもの子どもの体力向上、活動的生活習慣の獲得に資する研究をテーマとしている。運動を通して立派な人間形成につなげられるような社会になるよう、さまざまなフィールドに出向き、実践的に研究活動をしている。

なぜ、現代の子どもは「全力」を出せないのか?

なぜ、現代の子どもは「全力」を出せないのか?

中野さんは現代の子どもの運動能力の低下の中でも、最大の問題は「全力を出し切る機会がないこと」だと言います。

くたくたになるまで遊べない現代の子どもたち

くたくたになるまで遊べない現代の子どもたち

中野さん:今の親御さん世代が子どもだった頃は、放課後に空き地や公園で汗だくの、くたくたになるまで遊ぶのが日常ではありませんでしたか?

しかし今、子どもたちを取り巻く環境は激変しました。

公園ではボール遊び禁止、大声禁止などの看板が立ち、夏は危険な暑さで外に出られない。

つまり、子どもたちが持っているエネルギーを「100%解放する場所」が、社会から減ってしまっているのです。

つまり、子どもたちが持っているエネルギーを「100%解放する場所」が、社会から減ってしまっているのです。

中野さん:その結果、子どもたちは自分の力の「限界」や「コントロールの仕方」を知らずに育ちます。

力の出し方や制御が分からないから、うまく体を動かせず、運動を楽しめない。楽しめないから習慣化しない。

この悪循環が、体力だけでなく、困難に立ち向かう心や社会性の育ちまで阻害してしまう可能性があります。

スマホの普及による影響

スマホの普及による影響も

中野さん:SNSや動画の視聴、ゲームなどで、子どもたちがスマホやタブレットに触れている時間が長くなりました。

それに伴い、そもそもの外遊びや運動の時間も減少し、全力で身体を動かすことも少なくなっています。

また、勉強時間や睡眠時間も奪われていることも、子どもの成長に悪影響を与えているんです。

運動の成長期に親がするべきこと3選

中野さん:幼児期から12歳頃までは、ゴールデンエイジという「運動の成長期」です。
8歳頃までにいかに多くの引き出しを多く作ることができるかが特に重要。

知っておきたい「運動の成長期」

プレ・ゴールデンエイジ(幼児期~8歳頃)
その後の成長を決める大事な時期です。
多様な動きを経験し、「動きの引き出し」をたくさん作っておくことが重要。

ゴールデンエイジ(9〜12歳頃)
蓄積した動きの引き出しを元に、即座の習得ができる時期です。
神経系が発達し、見た動きをすぐに真似できたりなど、あらゆるスキルを短期間で吸収できます。

ーそんな環境の中で、親御さんはどうすればいいのでしょうか?

そんな環境の中で、親御さんはどうすればいいのでしょうか?

中野さん:すでに運動の引き出しがあるゴールデンエイジ後半の子どもには、親御さんの経験を教えることもよいです。

しかし基本的には、子どもたちが前向きに取り組めるような環境、接し方をすることが何よりも大切です。

以下の3つを意識してみてください。

1.正解を押し付けないことが正解

1.正解を押し付けないことが正解

中野さん:「このスポーツをやらせたい」や「正しいフォームで投げなさい」「もっと練習しなさい」と親の「エゴ(正解)」を押し付けるのは基本的に逆効果です。

この時期は、不格好でもいいから思いっきり走る、跳ぶ、回る、投げるといった、多様な動きを経験させて「動きの引き出し」を増やすことが最優先。

そして「楽しいね!」「上手だね!」と肯定してあげることが、前向きに運動に取り組む姿勢をつくります。

引き出しを多く作ったうえで、ゴールデンエイジのタイミングで正解を教えると身につきやすいのです。

2.優劣をつけないことで前向きに

2.優劣をつけないことで前向きに

中野さん:この時期の子どもたちは発達の個人差が大きいため、全員を一律のゴールで評価してしまうと運動に後ろ向きになってしまう子もいます。

教育現場でも一人一人に合わせて、「今ここまでやれれば十分」というゴールが作られることが増えてきていますが、どうしても優劣はできてしまうのが現実。

親御さんは優劣だけではない運動の楽しさを伝えて、前向きに取り組めるように声をかけて接することが大切です。

3.様々なスポーツを見る・体験する

3.様々なスポーツを見る・体験する

中野さん:テレビや現地でプロのスポーツを見て、体験させることも大切です。

子どもが自ら興味を示すようになり、積極的な運動習慣をつくることにつながります。

特にプレ・ゴールデンエイジ期は、様々なスポーツや運動に触れさせましょう。

経験の種類の多さがゴールデンエイジ以降の運動能力に差が生まれます。

また、テレビでは努力の過程も描かれた番組も増えています。試合の勝敗だけでなく、背景を知ることも子どもの成長につながります。

正解も優劣もないジャンプが脳と体を育てる

正解も優劣もないジャンプが脳と体を育てる

とはいえ、外で全力で遊ぶのは難しいのが現実です。家庭での運動として「トランポリン」はどうでしょうか?

中野さん:それは1つの有効的な手段と言えるでしょう。3つの価値があるので、安全に十分に注意を払ったうえで取り組んでください。

クォーテーション

1.本能的な「快感」がある
「不安定な場所で跳ねる」という行為は、子どもにとって理屈抜きに楽しいものです。
細かいルールや勝ち負けがなく、ただ跳ぶだけで楽しい。
これが「自らやりたくなる」入り口になります。


2.天候やルールに縛られない
猛暑の日でも、雨の日でも、涼しい室内なら「汗だく」になるまで全力を出せます。
現代の厳しい外環境を補う、「全力を出せる聖域」になり得ます。


3.体幹と空間認知能力を育てる
空中でバランスを崩しても、瞬時に姿勢を立て直そうとする。
この繰り返しが、自然と体幹(軸)を強くし、自分の体がどうなっているかを感じ取る能力(空間認知能力)を養います。
体幹はすべての運動の基礎になる重要なものです。

クォーテーション

中野さん:手軽に室内で運動の基礎、楽しさを知ってもらえるトランポリンと、ほかの遊びや運動を併用することは、理にかなっていると言えます。

スマホの10分を「トランポリンの10分」に

スマホやゲームの10分間をシェイプキューブ2で跳んでいる10分間に変えられるといいですね。

中野さん:ゲームの前の10分、動画の合間の10分。手軽にできる室内トランポリンなら、その切り替えがスムーズです。

「運動しなさい」と叱る代わりに、リビングに「跳ねる場所」を用意してあげる。それだけで、子どもの生活習慣は大きく変わる可能性があります。

スマホやゲームなどを与えている方が楽かもしれませんが、1日10分でも子どもの運動を肯定してあげる。

一緒に運動すれば、親子の時間を充実させることもできます。

室内で楽しく安全に跳べる
「シェイプキューブ2」

「部屋のスペースの問題が・・・」
「跳ぶ音が下の階に響きそう」
そんな方には、シェイプキューブ2がおすすめです。

室内で楽しく安全に跳べる「シェイプキューブ2」

シェイプキューブ2は縦横500mm、高さ160mmの安全に跳ぶことができる、クッション型の室内トランポリン。

中には特許を取得したファイバー素材が入っており、よく跳ねるのに身体への負担は少なくなっています。

一般的な室内トランポリンよりも約33%静かなことや、大人も使える耐荷重100kg、インテリアのような見た目で使いやすさも抜群です。

外で遊ぶことが難しくても、手軽にくたくたになるまで運動できます。

中野さんにもお試しいただきました。

中野さんにもお試しいただきました。

中野さん:これは子どもたちにとって非常に楽しいと思います。

やはり「楽しい」と思えることが非常に重要です。

加えてこれを子ども1人でやらせるのではなく、親御さんも一緒に行うといいですね。

大人が楽しんでいると子どもも真似したくなります。手をつないで一緒に跳んでみたり、褒めてあげましょう。

スマホやゲームの10分間をシェイプキューブ2で跳んでいる10分間に変えられるといいですね。

シェイプキューブ2

もっと楽しく!
もっとエクササイズ!

シェイプキューブ2

矢印

まとめ|指導ではなく、楽しいと思ってもらう環境づくりが大切

運動能力も大切ですが、それ以上に運動は「人」を育てます。

親御さんたちにできることは、あれこれ口出しして正しく指導することではなく、子どもが目を輝かせて「楽しい!」と思える環境やきっかけを作ってあげること。

そのためにスマホやゲーム任せにならず、短時間でも子どもに向き合い、運動を肯定してあげる。

それが結果として、お子さんの健やかな体と心を育む一番の近道になります。

EDITOR’S PROFILE

ナカヒラ
ナカヒラ
睡眠時間を削ってでも趣味のダンスをしたい20代男子。睡眠時間が短くても回復できる知識を得るために睡眠健康指導士(初級)の資格を取得した。

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