「脱毛サロンは怖い」あなたへ。肛門科医が教えるOラインケアの新常識
更新日:2026/02/17
「VIO脱毛には興味があるけど、サロンに行くのはハードルが高い」
「ツルツルにするのは抵抗があるけれど、清潔にはしたい」
今回は、そんなデリケートな悩みを抱えた方のために、創業90年を超える平田肛門科医院の4代目院長、平田悠悟さんに取材。
現代人にお尻の毛は必要なのか、ケアするときに気をつけるべき点などについてお話を伺いました。
目次

そもそも現代人にとってお尻の毛は必要なのでしょうか?
平田さん:まず結論からお伝えすると、あってもなくても健康に害はないので、無理に剃る必要はありません。
かつて衣服がなかった時代、お尻の毛は摩擦の軽減や保温、フェロモンを留めるといった役割を担っていました。
しかし、下着や空調が発達した現代において、その機能は失われています。
つまり、基本的には「生えていても悪いことはないが、なくてはならないものでもない」というのが、現代の医学的な見解です。
「絶対に剃らなきゃダメ!」というわけではないんですね。

平田さん:はい。ただ、高機能な下着を履き、デスクワークで座り続ける現代人の生活様式において、「毛が残っていることのメリット」はほぼ失われています。
むしろ、「悩みがあるなら、処理したほうがメリットがある」というのが、現代における私の考えです。

「処理するメリット」とは、具体的にどういうことでしょうか?
平田さん:まず、皆さんが一番実感しやすいメリットは「衛生状態の改善」でしょう。
現代人の悩みとして多い「お尻の痒み」や「不快感」は、毛に絡まって取り切れなかった微量な排泄物が原因であるケースが非常に多いんです。

「ちゃんと拭いているつもり」でも、毛が邪魔をしていると?
平田さん:その通りです。毛が密集していると、どうしてもトイレットペーパーだけでは拭き取りきれない汚れが残ります。
それが汗や湿気と混ざり合うことで雑菌が繁殖し、炎症やかぶれを引き起こすんです。
毛を処理してしまえば、汚れが絡まりづらくなります。
ウォシュレットに頼らなくてもサッと拭き取れるようになりますし、蒸れも解消されるため、夕方になってもサラッとした快適な状態が続きます。
これは日常生活において非常に大きなメリットといえるはずです。
「見えない病気」にいち早く気づく
平田さん:もう一つ、我々医師の視点から強調したいのが「病気の早期発見」です。
お尻周りは、皮膚疾患や痔ろうといった病気が発生しやすい場所です。
しかし、毛で覆われていると、皮膚の変色や小さなデキモノに気づくのが遅れてしまうことがあります。
衛生面での快適さを手に入れつつ、いざというときに自分の体の異変に気づける状態にしておく。
これが、医学的に見た時の「毛を処理する」ことの最大の意義ですね。
多くの人が悩む「お尻の肌トラブル」は、毛が生えていることによって引き起こされる「間違った洗浄習慣」が原因だと平田さんは言います。

平田さん:入浴中、清潔にしたい一心で石鹸をつけてゴシゴシ洗っていませんか?
お尻の皮膚は「弱酸性」に保たれることでバリア機能を維持していますが、一般的な石鹸の多くは「アルカリ性」です。
アルカリ性の石鹸で強く洗いすぎると、中和反応によって皮膚本来のバリア機能が壊れてしまいます。
その結果、皮膚が無防備になり、逆に痒みを誘発してしまう原因になるんです。
お尻は感染に強い場所ですので、石鹸は使わず、シャワーのお湯と手、ボディタオルなどで優しく汚れを流すだけで十分清潔になります。
「それだけだと汚れが落ちない気がする」という場合は、やはり原因は毛の可能性が高いでしょう。
毛を処理して汚れが絡まない状態を作れば、お湯だけでスッキリ洗い流せるようになります。

平田さん:汚れが落ちていない気がして、ウォシュレットの水圧を「強」にして長く当ててしまう方がいますが、これも危険です。
毛の有無にかかわらず、ウォシュレットは弱モードで5〜10秒以内にしましょう。
不快感を消そうと強い水流を当ててしまうと、皮膚のバリア機能を削ぎ落とすうえ、肛門内部の粘膜まで傷ついてしまいます。
また、強い刺激を日常的に与え続けると、直腸の感覚が鈍くなり、強い水流がないと排便できなくなる「ウォシュレット症候群」を引き起こすリスクもあります。
毛さえ処理してしまえば汚れが絡まないので、「弱モードで10秒洗うだけ」でも十分にスッキリ洗い流せるようになります。
しかし、自分で処理しようとして、安易にケアするのは危険です。
見えない場所だからこそ、道具選びを間違えると大怪我につながる恐れがあります。
ここでは平田先生に、避けたい処理方法とその理由を解説していただきました。

平田さん:これは最も避けてほしい方法です。
お尻の皮膚は非常に薄く、肛門周りは複雑な凹凸があります。
そこにカミソリを当てて深剃りをしようとすると、どうしても目に見えない微細な傷がつきます。
そこから雑菌が入ると、「毛包炎(もうほうえん)」といって、皮膚が化膿して腫れ上がる感染症を起こすリスクが高くなるんです。

平田さん:ハサミも危険です。
お尻は自分では見えにくい場所なので、毛を引っ張って切ろうとした際に、誤って皮膚を挟んで切ってしまう事故が起きかねません。
また、ハサミで切ると毛先が鋭利になり、下着の中でチクチクして不快感が増すこともあります。

平田さん:最近では、VIO専用や敏感肌用のクリームも市販されていますが、使用には慎重になるべきです。
除毛クリームは、薬剤の化学反応で毛(タンパク質)を溶かす仕組み。
皮膚もタンパク質でできている以上、少なからずダメージを受けます。
特に陰嚢やお尻周りは、成分が皮膚から体内にどれだけ吸収されるかを示す経皮吸収率が非常に高く、腕の皮膚の吸収率を1とした場合、陰嚢はなんと約42倍といわれています。
薬剤の成分が過剰に吸収されたり、誤って粘膜に付着したりすると、ひどいかぶれやただれを引き起こす可能性があるので、あまり積極的には推奨できない方法ですね。

そこで今回は、Oラインケアの専用ツールケツ毛ジョリーを持ち込み、平田先生に見せ、医学的な観点からジャッジしてもらいました。

この商品は「刃が直接肌に触れない」という設計思想で作られており、最大の特徴はヘッド部分についた安全ガードです。
コームのようなガードがまず皮膚を押さえ、その奥にある刃が「毛だけ」をカットする仕組みになっています。
これにより、先生が最も懸念する「皮膚へのダメージ」を物理的に防ぐことができます。
この構造はどう思われますか?
平田さん:なるほど。このように物理的に刃が皮膚に当たらない構造になっているのであれば、それは非常に良いと思います。
カミソリ負けや毛包炎のリスクを回避しながら毛量を減らせるのであれば、医学的な観点からも理にかなった安全なツールだといえますね。

お風呂場などで、毛の流れに沿ってなでるように動かすだけで処理できます。
通常のカミソリよりヘッドが小さく、ハンドルが長いカーブ形状になっているため、見えにくいお尻の穴周りも、鏡を使わず感覚だけで剃れるんです。
不安な方は、鏡を見ながら使用してみてください。

平田さん:完全にツルツルにしなくても、毛量が減るだけで排泄後の拭き取りは格段に楽になりますよ。
初心者の方は、まずはこういった専用ツールで安全に処理することから始めてみるのが良いでしょう。
安全設計で鏡なしでも
ラクラクOラインケア
ケツ毛ジョリー

平田さん:どんな方法で処理したとしても、保湿だけは必ずおこなってください。
顔と同じく、お尻も皮膚の一部です。そのため、ヒゲ剃りや洗顔後に化粧水をつけるのと同じようにケアしましょう。
特にお風呂上がりや毛の処理をした直後は、皮膚のバリア機能が一時的に低下し、乾燥しやすい状態になっています。
処理をした後は、ワセリンや刺激の少ないボディクリームを薄く塗って保護してあげること。
この一手間を加えるだけで、肌トラブルのリスクはぐんと下がります。
内側からのケアで「汚れないお尻」へ
平田さん:毛の処理だけでなく「出てくる便の質」を変えることも、お尻を清潔に保つための重要なケア。
ベタベタした便や下痢は、皮膚や毛にこびりつきやすく、何度も拭く原因になります。
そのために、食物繊維が豊富な海藻やキノコ類を意識して摂り、スルッと出る便を目指しましょう。
拭き取りが格段に楽になり、切れ痔の予防にもつながります。
お尻の毛は無理にツルツルにする必要はありません。
しかし、ムレやかゆみに悩んでいるのなら、お尻の毛を整えてあげるだけで解放されて快適に過ごすことができます。
ケツ毛ジョリーのような専用ツールで毛量を減らし、仕上げに保湿をする。そして、食事でお腹の中を整える。
もし、あなたがお尻の不快感に悩みを抱いているのなら、Oラインケアを始めて、トラブル知らずの快適な毎日を手に入れてみませんか?

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