シミ・シワ・たるみを根本改善!お悩み別1回1分「カオキン体操」
更新日:2026/03/16
年齢とともに深くなるほうれい線や、全体的に下がった顔のたるみ。
「なんとか引き上げたい!」と、おこなっているマッサージが、実はシワやシミ、たるみを増やしているかもしれません。
CTやMRIで「顔の内部」を長年分析してきた医師の奥田逸子さんによると、そういった顔の悩みの原因は「顔の筋肉」にあると言います。
今回は、奥田さんにマッサージが逆効果な理由と、顔の悩みごとに効率良く改善できる「カオキン体操」について伺いました。
目次

たるみケアのつもりで行っているマッサージが、本当は逆効果というのは本当でしょうか?
奥田さん:はい。その最大の原因は、マッサージの時に起きる「摩擦」です。
たるみを引き上げようと顔をこすると、「摩擦」が起きて肌に大きな負担がかかり、シミや小ジワの直接的な原因になってしまいます。
たるみを治そうとして顔を引っ張り、逆に肌を老化させてしまっては本末転倒です。
また、マッサージで皮膚だけを一生懸命引っ張っても、根本的なたるみの解決にはなりません。

奥田さん:私はCTやMRIを使って、何千人もの顔の内部(筋肉や骨)を見てきました。
そこでわかったのは、たるみの本当の原因は皮膚の下にある「サボっている筋肉」だということです。
顔の筋肉も体と同じで、使わなければ薄く、細くなっていきます。
土台である筋肉が衰えて縮むことで、その上の皮膚が余って垂れ下がり、それが「たるみ」や「シワ」となって現れるのです。
ですから、皮膚の表面をこするのではなく、奥にある筋肉そのものを動かして育ててあげる必要があります。

奥田さん:以前、ある化粧品会社と共同で、表情豊かな人とそうでない人の筋肉に差があるかどうかの研究を行ったことがあります。
CT画像を比べてみると、両者の筋肉の厚さは全く違っていました。
表情が豊かで、筋肉の動きが良い人ほど筋肉が厚く、若々しく見えるのです。
だからこそ、表面の皮膚を一生懸命引っ張るのではなく、「顔筋体操」で奥にある筋肉から引き上げて育てるんです。
顔の筋肉も体と同じ「骨格筋」なので、鍛えれば鍛えた分だけ筋肉は厚くなります。
続けるためのコツはありますか?
奥田さん:丁寧に長時間やろうとすると、「またやらなきゃ」と心の負担が大きくなってしまいます。
私も実際に週に2回程度しかおこなっておらず、 思い出した時にちょこっとやる、ゆるく長く頑張るのが一番です。
ここからは、奥田さんが提唱する1回1分以内でできる「カオキン体操」をご紹介します。
お風呂に入りながら、あるいはテレビを見ながらのスキマ時間に、気になる部位をケアしましょう。
現代人に多い、首の境目がなくなる悩みにアプローチ。
スマホを見る姿勢などで衰えがちな、首の前側から横にかけて広がる「広頸筋(こうけいきん)」などを鍛えます。
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■やり方
1.上を向き、下唇を上に突き出しながら「ウー」と発声し、5秒キープ。

2.顔を正面に戻し、口を横に思いっきり広げ、首の横筋を立てるように「イー」と発声し、5秒キープ。

3.上記の動作を1セットとし、5〜10回繰り返す。
実際にやってみると、意外と首の筋肉が疲れますね。
奥田さん:首も筋肉なので、最初は筋肉痛になるかもしれません。
「イー」が難しい場合は、短く「イ、イ、イ」と繰り返しても効果がありますよ。
口角から目尻にかけての筋肉である「小頬骨筋」や「大頬骨筋」を収縮させ、頬をリフトアップすることで、気になるほうれい線を薄くします。

■やり方
1.口角を目尻に近づけるようなイメージで「ニッ」と笑う。

2.頬の筋肉が硬くなっていることを意識しながら5秒キープし、パッと緩める。

3.上記の動作を1セットとし、5〜10回繰り返す。
実際にやってみると、頬にかなり力が入っているのがわかります。
奥田さん:口角の筋肉が硬くなっていたら、十分頑張っている証拠です。
テレビを見ながらでもできますが、いきなり家族の前でやると驚かれるかもしれないので、お風呂の中でこっそりやるのがおすすめですよ。
目の周りを囲む「眼輪筋(がんりんきん)」を鍛え、たるんだ目元にハリを取り戻す体操です。
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■やり方
1.目をギュッと強く閉じて5秒〜10秒キープする。

2.パッと目を開ける。

3.上記の動作を1セットとし、5〜10回繰り返す。
少しやっただけで、目がパッチリした気がします。
奥田さん:目周りの筋肉も、使えば使うほどしっかりと厚くなりますので、目元がたるんできたという方には特におすすめです。
目を開ける時に額の筋肉(前頭筋)を使ってしまうと、おでこに横ジワが寄ってしまいます。
本来使うべきまぶたの筋肉「眼瞼挙筋(がんけんきょきん)」を呼び覚ます体操です。
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■やり方
1.おでこが動かないように、片手でしっかりと押さえて固定する。

2.目を閉じ、目線だけを上に向けて、まぶたの力だけで目を大きく開ける。
難しい場合は、空いている片手の指を目の前で上下に動かし、指を追視するとやりやすい。

3.2の動作を、5〜10回繰り返す。
押さえて動かしてみると、普段から、いかにおでこの力で目を開けているかがわかりますね。
奥田さん:最初は額が動いてしまうかもしれませんが、鏡を見ながら練習することで、まぶたの筋肉だけで開けられるようになります。
この筋肉が使えるようになれば、見た目の印象が格段に若々しく見えますよ。
体操と併せて、日々のスキンケアやアフターケアについて奥田さんに伺いました。
A.毎朝、化粧水はしっかり使いましょう。
乾燥すると小ジワができやすくなり、放置すると「大ジワ」になってしまいます。
高い化粧品をもったいないと思って少しずつ使うと「摩擦」の原因になるので、安価なものをたっぷり使って、とにかく摩擦を作らないことが大切です。
手に余ったら、忘れがちな首にもしっかり塗ってあげてくださいね。
A.化粧水を入れた後は、乳液を塗って水分の蒸発を防ぐことが大切です。
乳液をつけないでいると、足りない分を補おうとして、自分の皮脂が余計に活性化してしまうこともあります。
ベタつきが気になる方は、ニキビのできにくい部分に薄く塗って、皮脂がどうなるか試してみてください。
A.「光老化」を防ぐために、お出かけ前の日焼け止めは必須です。
光老化とは、長年紫外線を浴び続けることで、皮膚の奥にあるコラーゲンなどの組織がダメージを受け、肌が老化してしまう現象のことです。
肌の老化の原因の多くは、この「光老化」だと言われています。
シミができるだけでなく、たるみやシワもさらに進行してしまいます。 一番の対策は、とにかく紫外線から肌を守ることです。
ほんの少しの外出だからと油断せず、お出かけ前は必ず日焼け止めを塗ることを忘れないようにしましょう。
顔のたるみやシワをなくすための答えは、たっぷりの保湿と日焼け止めで肌を守り、スキマ時間の「カオキン体操」でサボっている筋肉を奥から育てること。
顔の筋肉は、何歳からでも鍛えた分だけしっかりと応えてくれます。
筆者も実際に試したところ、血流が良くなって顔が熱くなりました。
未来の自分の笑顔のために、今夜のお風呂から「ニパニパ体操」を一回試してみませんか。

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