その座り方、ヤバいかも!デスクワーカーを襲うぽっこりお腹の原因とは
更新日:2025/10/28
痩せているのに、お腹だけがぽっこり出ている。ダイエットしても、お腹周りの浮き輪肉だけが落ちない。
もし、そんな悩みを抱えているなら、その原因は贅肉ではなく、日常の座り方によって引き起こされた骨盤の傾きにあるのかもしれません。
今も、気づけば椅子に浅く腰掛け、背もたれにだらっと寄りかかる姿勢になっていませんか?
今回は柔道整復師の眞野穣さんに、姿勢と体型、そして体幹の関係について伺いました。

目次

太ること以外に、ぽっこりお腹や浮き輪肉がついてしまう原因はあるのでしょうか?
眞野さん:もちろん脂肪もありますが、それ以上に骨盤の傾きが大きく影響しています。
特にデスクワーカーに多いのが、椅子に浅く腰掛けて背もたれに寄りかかる、いわゆる骨盤が寝ている状態です。
骨盤が寝ると、なぜ、ぽっこりお腹になるのでしょうか?
眞野さん:人間の骨盤は、内臓を支える土台のような役割をしています。
ところが、骨盤が後ろに傾く(寝る)と、その土台がひっくり返るような形になり、中にある内臓を上から潰してしまうんです。
そして、行き場を失った内臓が、お腹側にぽっこりと押し出されてしまう。

見た目上は脂肪がついているだけに見えても、内側から押し出されていたんですね。
眞野さん:はい。それが、ダイエットをしてもなかなか落ちない「浮き輪肉」や「ぽっこりお腹」の大きな原因の一つです。
姿勢が変わるだけで、お腹周りの見た目はかなり変わりますよ。

骨盤が寝ることの悪影響は、ぽっこりお腹だけではないんですね。
眞野さん:はい。ぽっこりお腹は、あくまで目に見えやすい現象の一つに過ぎません。本当に怖いのは、骨盤という「土台」の傾きが全身に伝わってしまうことです。
人間の体は、骨盤という土台の上に、背骨が積み木のように乗っているとイメージすると分かりやすいです。
土台が崩れたら、当然その上の積み木も全部崩れてしまいます。

眞野さん:その影響は、背骨を伝って全身に及び、最終的には積み木の頂上にある頭にまで影響するんです。
実際に骨盤を整えただけで、顎の位置まで変わってくるんですよ。それぐらい、骨盤というのは全身にものすごい影響を及ぼす場所なんです。

正しい姿勢(骨盤を立てる)を意識しても、すぐに疲れてしまって、楽な姿勢に戻ってしまいます。
眞野さん:それは、骨盤を立てておくための体幹が衰えているからです。特に重要なのが、背骨の横についている背筋(脊柱起立筋など)の筋肉ですね。
筋肉は骨格がズレないように支える補強テープのようなものだと思ってください。
骨盤や背骨という骨格があって、それを支える筋肉がある。この筋肉という補強テープがしっかりしていれば、骨盤は正しい位置で安定します。

眞野さん:しかし、加齢や運動不足でこのテープが弱まると、骨格を支えきれなくなり、すぐに骨盤が寝た楽な姿勢になってしまうんです。
さらに問題なのは、この楽な姿勢は体幹の筋肉を全く使わないため、ますます体幹が衰えていく悪循環に陥ってしまうことです。
ぽっこりお腹の根本原因は、体幹の衰えによる骨盤の不安定さにあることが分かりました。
では、私たちは日常で何を意識すれば良いのでしょうか。
眞野さんは座り方の基本として、坐骨(ざこつ)が重要だと言います。
眞野さん:「骨盤が寝る」とは、この坐骨ではなく、後ろ側の仙骨などで座っている状態です。
が重要だと言います。-1.jpg)
眞野さん:まずは、デスクの椅子に座る際、お尻の下にある二点の硬い骨(坐骨)を探し、その二点で均等に体重を支え、骨盤を立てることを意識してみてください。
を探し、その二点で均等に体重を支え、骨盤を立てることを意識してみてください。.jpg)
眞野さん:普段、体重を預けている坐骨と逆側で体重を預けて座る意識を持つと、自然と骨盤が立つ姿勢になるはずです。
自覚がなくても普段から足を組んで座ったり、肘置きに体重を預けて座るなど、体重がどちらかに偏って座っている方は試してみてください。

しかし、デスクワーク中に何時間も意識し続けるのは至難の業。
そこで、座っている時間に意識するだけでなく、サポートアイテムを使う選択肢もあります。
『HIP-CUP(ヒップカップ)』は、まさにそのために開発された骨盤用カップです。
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坐骨にフィットする穴と骨盤を支える形状により、座った瞬間から骨盤が立つように設計されています。

長時間のデスクワークでも、無理なく美しい姿勢をサポートしてくれます。
骨盤を立たせて
強制下腹ケア
ヒップカップ
眞野さん:しかし、あくまで根本の原因は体幹の衰えです。衰えた筋肉を補助するだけでなく、筋肉自体を鍛え直すことが根本的な解決につながります。

体幹を鍛えると聞くとプランク等、筋トレが思い浮かぶと思いますが、続けるのはなかなか難しい。
そこで、体幹を使いながら歩く「正しい歩き方」を実践してみるのはいかがでしょうか。
普段の移動をトレーニング時間に変えることで、自然に体幹を鍛えられますよ。
体幹を使いながら歩く「正しい歩き方」の方法をご紹介します。
胸を持ち上げて、肩を後ろに落とします。
つま先は少し外側に開くのが基本です。

踏み出すときは、内ももをキュッと締めながらカカトから着地します。この時、膝が曲がらないように伸ばすことを意識しましょう。

左右の足が一本の線上を通るイメージで歩きます。
地面を蹴る際は母指球(親指の付け根)を使い、最後は親指から抜けるように意識します。

腕は前に振るのではなく、後ろに引くことを意識します。
肩だけでなく、肩甲骨から動かすことで、眞野さんが重要視していた「背筋(体幹)」が自然と使われます。

普段、体幹を使わずに歩いている方がこの歩き方をすると、ウォーキングだけで想像以上に疲れてしまうはず。
とはいえ、常に慣れない歩き方を意識し続けるのは難しいでしょう。
そんな方は、自然と正しい歩き方へと補助してくれる靴を選んでみても良いかもしれません。
『シェイプコアスニーカー』は、歩き方を補助することによって、体幹を刺激される理想的な歩行姿勢へと導いてくれる体幹シューズです。

その秘密は、重心が自然と内側にかかるように設計されている独自のインソール設計にあります。

この特徴により、母指球(親指の付け根)を使い、最後は親指から抜ける正しい体重移動をアシストしてくれます。
更に、独特なのはそのアウトソール。
あえて不安定な船底型にすることで、体は無意識にバランスを取ろうとします。

その結果、体幹の筋肉や内ももの内転筋といった、普段使われにくい筋肉への刺激が自然と増加し、歩行という日常動作の中で、衰えた体幹を鍛えることができるんです。

履いて歩くだけ
体幹ダイエット
シェイプコアスニーカー
常に楽な姿勢をとり続けてしまうのは、骨盤を支える体幹が衰えているという、体からのサインです。
その結果の一つが、ぽっこりお腹でした。
座る時間は骨盤を立てて座ることを意識し、歩く時間も体幹を意識しながら歩く。
アイテムで賢くサポートしつつ、日常の習慣を見直すことで、骨盤を立てる力を取り戻し、崩れてしまった体の土台を立て直していきましょう!

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