飛距離1.5倍!ドライバーを飛ばす答えは「体幹」と「足元」にあった。
更新日:2025/10/20
「もっと遠くへ飛ばしたい。」
全ゴルファー共通の願いにも関わらず、多くのアマチュアがその壁に悩み続けていることでしょう。
ゴルフトレーナーの三浦菜緒さんによると、飛距離をロスする原因はスイング軸のブレにあり、そこから様々な問題が連鎖的に発生していると言います。
今回は、筆者を実験体に解説していただきました。
目次
筆者
きたの
ゴルフ歴約1年。ラウンドはまだ2回だけ。ドライバーなのに100ヤード前後の飛距離で、まぐれでも130ヤードほどの実力。
まずは普段通りのスイングを診断してもらいました。
初めてしっかりと解析してもらうと、自分では力強く振っているつもりでも、フィニッシュで体がよろけているのが分かります。
あんまりスイングが悪いので、三浦さんから指導をいただきながら10打ほど行いました。
現状では、良くても飛距離118.6ヤード、スピン量は4600rpm超えという結果に…。
平均はもっと低いですし、厳しいですね…。
三浦さん:ええ、データにもはっきり出ていますね。まさに体幹がブレて、力が逃げている状態です。
これは飛距離に悩む多くのアマチュアが抱えている、典型的な問題点をまとめた見本のような状態と言っていいでしょう。
距離が伸び悩むだけでなく、スピン量が多すぎるなど多くの課題を抱えていた筆者。
飛距離ロスの主因はスイング軸のブレにあり、そこから連鎖的に発生している様々な原因があると言います。
軸がブレるとクラブが正しい位置に戻らず、ボールの芯を捉えられません。これが飛距離を大幅にロスする最大の原因です。
やはり、芯に当たらないことが一番の問題なのでしょうか?
三浦さん:そうですね。多くの方が力やスピードを気にされますが、一番の課題はミート率です。
レッスンに来られる方のほとんどが、ボールの上や下に当たることで飛距離を著しく落としています。
軸がブレてしまうと、どんなに速く振ってもエネルギーがボールに伝わりませんから。
飛ばそうと力むほど、あるいはスイングを大きくしようと意識するほど、体は過剰に動き、軸がブレてしまいます。
その結果、スイングのパワーを最後までボールに伝えきるフィニッシュが不安定になります。
フィニッシュって、そんなに重要なんですね。ただの最後の形だと思っていました。
三浦さん:全く違います。安定したフィニッシュは、安定したスイングの結果であり、パワーを最後まで伝えきった証拠です。
途中でスイングを止めてしまうのは、アクセルを途中で緩めるようなもの。
力を前方に解放しきるためには、最後まで振り切る意識が不可欠です。
軸がブレると、上から叩きつけるような打ち込みの軌道になりやすく、ボールに過剰なバックスピンがかかってしまいます。
スピンが多いと、どうなるのですか?
三浦さん:ボールが上にフワッと浮き上がるだけで、前に進む推進力が生まれません。ブーメランのように、上がって戻ってくるようなイメージですね。
例えば、スピン量が適正値の2,000〜2,300rpmに減るだけで、10〜20ヤードは飛距離が変わってきます。
スイング時の軸のブレをなくすにはどうしたらよいのでしょうか?
三浦さん:まずは小手先の技術ではなく、体幹を安定させて体を正しく使えるようにすることが最も重要です。
私自身の経験でも、体幹が安定したことで全身が引き締まり、スイング軸が全くブレなくなりました。
体幹が安定すれば、フィニッシュまでしっかり振り切れるようになり、結果としてミート率の向上とスピン量の適正化、そして飛距離アップに繋がります。
スイング軸のブレをなくすには、体幹を安定させるのが重要なんですね。
三浦さん:また、スイングを見ている限り足元もかなり不安定ですね。
三浦さん:体幹だけでなく足元も不安定なので、構えを支えきれていません。
ブレをなくすには地道に体幹を鍛えるのが王道ですが、もっと効率よく飛距離を伸ばすために、シューズを見直してみるのも手ですよ。
三浦さんは、僕の課題である体幹のブレを解決する方法として、ゴルフシューズ『バランスコアターフ』を推奨してくれました。
その最大の特徴は、最近の流行りとは真逆の適度な重さにあります。
体幹を鍛えて
理想のスイングに
バランスコアターフ
最近は軽いシューズが流行っていますが、なぜこのチョイ重なシューズなのですか?
三浦さん:歩きやすさを考えれば軽い方が良いですが、スイングの安定性を求めるなら話は別です。
特にアマチュアの方は、軽いシューズだと体が遠心力に負けてしまいがち。
このシューズの重さは、ブレない土台を作るための錨の役割を果たしてくれるんです。
三浦さん:さらに、ただ重いだけではなく、こんな特徴もあるんです。
・内側への荷重をサポート
自然と足の内側に体重がかかるように設計されているので、パワーをロスする原因となるスウェーを防ぎ、スムーズな体重移動をサポートしてくれます。
・特許取得のインソール
履いてプレーするだけで、スイングに不可欠な体幹を効率的にトレーニングできるインソールを採用しています。
これらの特徴により、『バランスコアターフ』を履くことで、ゴルファーはブレない体幹と安定した土台を手に入れることができます。
普段遣いしていた中古で買ったシューズから『バランスコアターフ』に履き替えて、再度スイングに臨みました。
なるほど、確かに踏ん張りが効く安心感と程よい重量感があります。期待感が募りながら振り抜いた1打目。
ボールは真っすぐ飛んだものの、飛距離は130ヤードほど。
確かに飛距離は伸びたものの「こんなものか」と少し拍子抜けしたのが正直なところでした。
三浦さん:大丈夫です。まだ体が新しい感覚に慣れていないだけ。今は飛距離より、フィニッシュで体がブレなかったことに集中してください。
その言葉通り、打数を重ねるにつれてスイングが明らかに変わっていく感覚があり、飛距離の平均も上がっていました。
そして、6打目。体の軸が引っかかるような違和感もなく、スムーズに振り上げられた実感を得られたスイングが出来ました。
思わず飛び上がってしまったその飛距離は、175.8ヤード。
更に詳細なデータを見ていくと、4600rpmを超えていたスピン量は適正値に近い2420rpmに。そしてミート率も1.30から1.40へと大幅に上昇していました。
やった!確かにスイングしている感覚が全然違います。
三浦さん:別人みたいに変わりましたね!
体幹が安定したことで、スイングのパワーが一切逃げることなくボールに伝わっています。フィニッシュがピタッと決まっているのが、何よりの証拠です。
改めて飛距離の平均を計算してみたところ、前のシューズとバランスコアターフでは98.8ヤードから153.4ヤードと、1.5倍以上も飛距離が伸びていました。
飛距離が伸びず悩むアマチュアの多くは体幹のブレがあるのかもしれません。そして、体幹がブレるとまたいくつもの問題が発生していきます。
力任せな練習を繰り返す前に、『バランスコアターフ』で足元から見直してみてはいかがでしょうか。