パソコン作業で手首が痛い!その痛み、「マウス腱鞘炎」かも!?

パソコン作業には欠かせないマウス操作。しかし、このマウス操作のしすぎで手首や指に痛みを感じることはありませんか?
それは、もしかしたら「マウス腱鞘炎」かもしれません。
今回はそんな「マウス腱鞘炎」の予防と対策方法についてご紹介していきます。
目次
マウス腱鞘炎とは
「マウス腱鞘炎」とは、その名の通り、パソコン作業によるマウス操作のしすぎで起こる腱鞘炎のこと。
一日中パソコン作業で手を酷使し続けていると、知らないうちに悪化してしまうおそれもあります。最初のうちは軽い痛みでも、パソコン作業を続ける限り悪化のリスクは避けられないため、早めの対策が必要です。
マウス腱鞘炎になる原因

マウスやキーボードを操作する場合、常に手首を少し反らせた状態になります。この状態が長時間続くと手に負担がかかり、痛みが発生しやすくなります。
また、単にマウス操作のしすぎだけが原因ではなく、作業中の姿勢も深く関係しています。
パソコンのモニターが体の正面になかったり、机やイスの高さが合っていなかったりして姿勢が崩れた状態で作業を続けていると、手にかかる負担も大きくなります。これらは手の痛みだけでなく、頭痛や肩こり、腰痛など、さまざまな体の不調を引き起こす原因にもなり、早めの予防と対策が必要です。
マウス腱鞘炎を予防するために
一番の予防法は長時間パソコン作業をしないことですが、仕事をしているとなかなかそういうわけにもいきませんよね。手軽にできる予防法をいくつかご紹介します。
手を休ませながら作業する

長時間作業を続けることで、手にずっと負担がかかり続けてしまいます。
できれば1時間に1度は手を休ませるようにしましょう。あわせて腕や手首のストレッチをすると効果的です。そして動画や文章の閲覧などでしばらくマウスやキーボードを操作しないときは、手を離し休ませることを意識しましょう。
また、マウスやキーボード操作には強い力を入れる必要はありません。力が入りすぎている人は優しく操作することを心がけ、手への負担を減らしましょう。
正しい姿勢を意識して作業する

作業に集中していると、無意識のうちにモニターを注視して前傾姿勢になってしまいがちです。しかし前傾姿勢で猫背になると全身に負担がかかってしまいます。
できるだけ背筋を伸ばし、姿勢を正して作業することを心がけましょう。
そして、マウスはできるだけ自分のほうに引き寄せて使い、腕に負担がかからないようにします。
また、イスと机の高さが合っていないと、正しい姿勢が保ちにくくなります。マウスを操作するときは、ひじを直角に曲げ、手首がまっすぐになるようにイスと机の高さを調節してください。
リストレストを利用する

「リストレスト」はキーボードやマウスを使う手首の下に敷いて、手首にかかる負担を軽減できるアイテム。
マウスパッドと一体になっているタイプや、机に置いて使うタイプ、手首に装着するタイプなどさまざまな種類があるので、自分に合ったものを取り入れてみてください。
マウスのすべりを良くする

マウスの動きが悪いと作業効率が落ちるだけでなく、手に余計な負担もかかります。マウスやマウスパッドはこまめに掃除し、スムーズに操作できるようにしておきましょう。
古くなって動きが悪くなっているマウスは、買い替えも検討してみてください。
まとめ
腱鞘炎は一度かかってしまうとなかなか治りにくいものです。痛みを抱えながら作業しているとさらに悪化し、作業効率もどんどん落ちてしまいます。
そうなる前にきちんと対策し、悪化させないことが重要です。手首に疲れや違和感を覚えたら早めに対策して、効率よくパソコン作業を進めましょう。